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ラグビーを「語る」第一歩

  • 執筆者の写真: 東北大ラグビー部
    東北大ラグビー部
  • 2020年5月6日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年5月14日

「ラグビーのいろは」も3つめの記事となります。

回数を重ねると文章力が無いのがばれてしまいますのでなるべく簡潔にまとめたいですね。


そもそもこの「ラグビーのいろは」は初心者の方にラグビーを知ってもらいたい、楽しんでもらいたいという思いで書いています。

他とは少し違う切り口を意識しているので前の記事も読んでいただければうれしいです。



さて今回はラグビーをもっと楽しんでもらうため、プレー中に選手が何を考えてるかをお話ししたいと思います。

激しいぶつかり合いを見るのも醍醐味の一つですが、ラグビーは意外と頭を使うスポーツです。

よく、ゲームの理解度を指して「ラグビー偏差値」という言葉が使われたりもします。




ここからは私の個人的な感覚を含みますので1つの見方として受け止めてください。


まず、ラグビーの試合では様々な統計が取られ、分析されます。

反則の数やタックルの成功率、スクラムの勝敗など数える人はすごいなぁと感動するほどです。

ラグビーの試合をテレビで見るとハーフタイムにそういった情報が出たりします。

これもラグビーならではかもしれませんね。

W杯全体の統計情報ははこちらからどうぞ。

こんなデータを細かく取るところからもラグビーの知的要素が感じられますね。



その統計のなかでも、重要な2つの指標があります。

それは、TerritoryとPossessionです。


1つずついきましょう。

Territoryは陣地獲得率です。その名の通り、ボールがどれくらいの時間、どこにあったかを表すものです。

Possessionは支配率です。これは全体のなかでボールを確保していた時間を表します。

両方高いに越したことはないですが、選手たちは状況に応じてこれらをコントロールしています。



下のデータは昨年のW杯での日本対スコットランドの試合データです。

先にいく前にちょっと時間をかけてこのデータを見て考えてみてください。




いかがでしたか?


「よくわからん」でいいです。

うっとうしい予備校講師みたいなことをいいますが、一度考えてみてほしかっただけです。

「いろは」の方針から外れてしまうのでこれについて語ることはしません。



選手たちは感覚的に現状が理想からどれくらい離れているかわかった上で戦術を考えています。

限られた時間のなか、激しいコンタクトのなか、40分前後半考え続けるのは思ったよりも難しいです。

自分たちの能力や相手の意図をふまえて、観察→共有→考察→共有をひたすらに繰り返します。

あそこにボールを運べば相手はこう動くだろうから陣地獲得のチャンスになるかもしれない、といった具合です。

感覚的には将棋やチェスに似ているかもしれません。




つまり何が言いたいかというと、ラグビーは知的なスポーツだということです。

そして、選手の意図を考えられるようになることがラグビーを「語る」第一歩なのです。





ちなみに日本対スコットランドを取り上げたのは今月BS日テレで再放送があるからです。

この中で一番データが見やすいスコットランド戦を選びました。


日本✕ロシア     5/9 (土)夜7時

日本✕アイルランド  5/16(土)夜7時

日本✕サモア     5/23(土)夜7時 

日本✕スコットランド 5/30(土)夜7時


是非データといっしょに見てみてください。



「何をしているんだろう」から「何がしたいんだろう」へ。

ラグビーの面白さを少しずつ感じていただければと思います。







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