ラグビーの起源
- 東北大ラグビー部
- 2020年11月5日
- 読了時間: 3分
ご無沙汰しております。ラグビーのいろは久々の更新です。
ラグビー部だと明かすと、アメフトと何が違うの?という声をよくいただきます。
今でこそ知名度が向上しているラグビーですが、まだ区別のつかない方も多いのではないでしょうか。
そもそも名称にFootballとつくスポーツが多すぎるような気がします。
足を使うからフットボールなのでしょうが、ラグビーは手でパスをする方がメインです。
そこで本日はラグビー、アメフト、またサッカーの違いってどこにあるの?という疑問に
フットボールの起源から迫ってみたいと思います。(諸説あり)
はるか昔、古代ギリシアおよび古代ローマ時代から人々はボール遊びを楽しんでいたようですが、
フットボールに近い形を成すのは中世ヨーロッパのことです。
しかし、現代と様相は大きく違います。
村vs村の数百人の大人たちによる戦いであり、同時に祝祭でもありました。
まち全体がコートとして扱われ、ゴール間の距離は数キロに及ぶものもあったようです。
原始フットボール(モブフットボール)と呼ばれるこのイベントは、死者が出るほどに激しい大乱闘であったため、
国から禁止令が敷かれることもありました。
19世紀に入り、
イングランドのパブリックスクールでは競争心と健康を育むためにフットボールが行われるようになります。
それぞれのスクールで分化・発展をみせるルールを統一する協議が起こりましたが、
ここで流派が二分化されることとなります。
ボールを持って走ることやホールディングを認めなかったフットボール協会(FA)の取り決めに合意できなかった者がFAを脱退し、ラグビー・フットボールユニオン(RFU)を設立する運びとなったのです。
なお、ラグビーという名称は地名に由来します。
イングランドのRugbyにあったラグビー校がラ式フットボールの基礎となるルールを用いていたためです。
また、浅い知識のためざっくりと述べますが、
アメリカンフットボールの源流はアメリカの大学にあります。
先に述べたFAのルール統一からほどなくしてアメリカにもフットボールが流入し、
またもやサッカー式(アソシエーション式)とラグビー式で流派が分かれます。
後にラグビー式のルールをアメリカ式に改定する動きが生まれ、アメリカン・フットボールが形作られていきます。
ざっくりとフットボールの歴史を振り返って見ましたが、簡単にまとめると
フットボールからラグビーが派生し、さらにラグビーが形を変えたものがアメフトのようです。
私は高校の現代文の授業で、ラグビー部顧問の先生に上記のような歴史が書かれた文献を読ませてもらったことを
覚えています。当時はモブフットボールの凶暴さにただただショックを受けていましたが、体系的にスポーツの起源を学ぶと面白いですね。
長くなってしまいましたが、ラ式フットボールのファンが日本でもっと増えること、
そして大学ラグビーに興味をもってくれる人が増えることを、いちラグビー部のマネージャーとして願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
3年 #浜崎裕希
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