top of page
  • 執筆者の写真東北大ラグビー部

ルールの123

更新日:2020年5月14日

ラグビーのルールは難しそう。そう思ってはないですか?


難しいです。

でも安心してください。選手でさえすべてのルールは把握していません。

つまり、完全に覚える必要はありません。


今回は、ルールの原則をざっくりご紹介したいと思います。

これをお読みいただいた後、ちょっとでいいのでラグビーの試合を見てみてください。

少なくとも何をしてるか分からないということにはならないと思います。



では本題に参りましょう。


何人でやるとか、コートの広さとかはどうでもいいです。そんなのは見たら分かります。

でも得点方法についてはちょっと紹介しておきましょう。

得点するには、H型のポールの間にボールを蹴り込みます(ゴールといいます)。

条件などいろいろなルールはありますが、ここではおいておきましょう。

あれ、トライは?と思った方。その通りです。

しかし、そもそもラグビーの本質はゴールにあるのです。

昔々はトライをするとゴールを狙う権利が与えられるだけでした。

だから「TRY」って言うんですね。

もちろん現在はトライでも得点が入るようにルールが改正されています。



ゲームの目的が分かったところで原則の話に移りましょう。


ラグビーのルールは非常に体系的な作りになっています。

原則があり、それを体現する形で細かいルールで微調整されています。

原則は主に3つです。


1.常にボールが先頭

2.プレ-できるのは立っている人だけ

3.ボールの争奪は常に公平


順に解説していきます。


1.常にボールが先頭

アタック側もディフェンス側もボールよりも前に出てはいけません。

もう少し厳密に言えば、ボールよりも前でプレーしようとしてはいけません。

あえてラグビー用語を挙げるならば、

スローフォワード:ボールを前に投げる反則

キックオフサイド:キックしたボールを待ち伏せしてキャッチしようとする反則

オフサイド:あらゆる場面で定められたラインを超えてプレーする反則


オフサイドのなかにはその場面に応じて様々なラインが設定されますが、原則の下に細かい反則があるということを覚えていてください。

どれもボールが先頭という原則に則っています。


2.プレーできるのは立っている人だけ

これは非常にシンプルですね。

これ以上説明することがありません。

一応対応する反則を挙げておきましょう。


ノットリリースザボール:倒れたのにボールを離さない反則

ノットロールアウェイ:タックルして倒れたのにどかない反則

オーバーザトップ:勢い余って倒れ込んでしまう反則


これらは理解こそ簡単ですが、実際に試合を見ているとどの人が反則なのかを見分けるのは少し訓練が必要です。

明確な基準が定めづらく、練習中に議論になることもしばしばです。

分からなければふーんくらいにしておいてください。


3.ボールの争奪は常に公平

まず、ボールの争奪とはどの場面を指しているのでしょうか。

一番わかりやすいのはスクラムです。

ラグビーには反則の重さによって3種類の再開方法があります。

スクラムはそのうち一番軽い反則に適用される再開方法です。

特徴的なのは、両方にボールを獲得するチャンスがあるという点です。

サッカーなら反則をしなかった側からプレーが再開されますよね。

ボールがタッチに出てしまった後のラインアウトや、キックオフも同様に双方にボール獲得のチャンスが与えられるように設計されています。

ラグビーではこの公平性を重視しています。


さらに言えば、「2.プレーできるのは立っている人だけ」もこの原則に則っています。

ボールの上に人が覆い被さるなどして公平な争奪が妨げられるのを防いでいるのです。

もしこれらを許容してしまえばそれはただの格闘技です。


まとめ

ラグビーのルールはたいていこれらの原則で説明できます。

その中で細かいルールが構築されていると言うことを改めて言っておきます。

もちろん危険なプレーに対する罰則などの例外はありますが・・・


これも繰り返しになりますが、これを踏まえて是非ラグビーを見てみてください。

これから記事を挙げたいと思いますが、「何をしているんだろう」から「何がしたいんだろう」という風に見方を変えていただけると一段とラグビーは面白くなってきます。


長文読んでいただきありがとうございました。




閲覧数:153回0件のコメント

最新記事

すべて表示

主将挨拶

全進

bottom of page