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あの感情をもう一度

  • 執筆者の写真: 東北大ラグビー部
    東北大ラグビー部
  • 2020年6月17日
  • 読了時間: 4分

こんにちは。タイトルがNHKのスポーツ番組みたいになってしまいました、工学部4年の竹谷亮平です。

親愛なる後輩の森竹くんからバトンが回ってきました。

私と彼の間には深い確執があると部内の一部で言われているそうですが、そんなことはありません。

とても仲良しです。

さて、5月から始まったこのブログリレーも私が書くと一周目が終わるとのことで、

気が付いたら最後の順番になっていました。

以前指名してくれた後輩もいたのですが、その時々で忙しい、忙しい、と言い訳して後回しにしてもらっていたら、最後の一人になってしまったので、書くしかなくなりました。

ゆうきちゃん、ごめんなさい。

どんなことを書こうかと考えましたが、ラグビー部に入った訳を書いている人がちらほらいたので、

それについて書いてみようと思います。

部員の皆さんはご存知の通り、私はラグビー部に1年生の6月末に途中入部しました。

それまでは建築サークルや、バレーサークルに入って過ごしていました。

新歓期に、ラグビー部に入部するか非常に迷ったのですが、

大学で部活はもう良いや、勉強を頑張りたい、

(当時付き合っていた彼女と)遠距離だから会うためにたくさん帰省したい、

といったいろんな理由で入部しませんでした。


しかし、そこから4、5、6月と過ごしていくうちに、何だかよくわからない焦燥感に襲われるようになりました。その焦燥感の正体はおそらく、「何も頑張れていない自分」に対するものでした。

大学では学部で多くの友人ができ、サークル活動はとても楽しく、勉強にもそこそこ真面目に取り組んでいました。当時の彼女には、「帰ってき過ぎじゃない?」と言われました。

それでも、何故かずっと生活に不満を感じていたのは、何かを真剣に頑張れていなかったからでした。


今思えば、自分で建築の専門の勉強を始めたり、インターンに取り組んだりすれば良かったのだと思うのですが、

当時の自分は、何かしたいけど何をしたら良いかわからない、と頭でぐるぐる考えていただけでした。

何をしたら、楽しく過ごせるのか。どうしたら、満足できるのか。

そんな中でふと、自分がこれまで生まれてから過ごしていた中で、

どんな時が最も幸せな瞬間だったと考えるようになりました。


大学に受かった時、ずっと好きだった人と付き合えた時、弟がデュエマの大会で日本一になった時…

など、様々な瞬間を振り返る中で、最も幸せだと感じた瞬間は明確でした。それは、

高3の花園予選で、私立のシード高を破ってベスト8になれた瞬間

でした。

公立校の自分たちは毎年シードを破れず、歴代の先輩から自分たちに至るまで悔しい思いをし続けていましたが、

引退のかかった最後の最後で、チームの長年の目標を達成できました。

試合終了のホイッスルがなった瞬間に、フロントローのチームメイトと

叫びながら抱き合ったことは今でもはっきり覚えています。

客観的に見れば、たかがベスト8だし、その後の準々決勝で大敗したし、大したことに思えないですが、

自分にはあのときの感情が心に刻み込まれていました。

あの感情をもう一度味わいたい。いや、あのとき以上の。

そう思うと、ラグビー部に入る決意がすぐに固まりました。

そこからはラグビー部の知り合いだった、物知りの脩太郎くんに連絡し、その翌朝にいきなり練習に参加しました。

早い時間に部室に行き、来る人に誰が先輩かもわからないのでとりあえず挨拶していたら、

ほぼ全員に「こいつ誰?」っていう目で見られたことは懐かしい思い出です。

こうして、私はラグビー部に入部しました。


それから3年経ち、現在私は4年生になりました。これまでに、3回のリーグ戦を経験しました。

1年生の時は3位、2年生の時は2位、3年生の時は3位。

倒すべき八戸学院大、東北学院大のどちらかに勝ってもどちらかに負ける。

今年こそ!と思って挑戦し敗北。未だ、リーグ優勝は達成できていません。

東北大学学友会ラグビー部史上初のリーグ優勝を目指して。

4年生にとっては、本当に最後の、今年こそ。

リーグ優勝し、大学選手権に出場して、このチームのみんなと一緒に、


あのとき以上の感情を味わいたい。


はい、こんな感じで終わりです。

最初は入ったきっかけをゆるく書くつもりが、書いていたら勝手に自分で盛り上がってしまいました(笑)。

ごめんなさい。

新入生に伝えたかったのは、ラグビー部は真剣にラグビーに取り組んでるよ、ってことです!

これは私一人の話ですが、皆それぞれの思いを抱えながらラグビーに取り組んでいます。

現在思うように練習できず、試合もなくなり、リーグ戦がなんとか開催できる、といった状況ですが、

目の前のことに取り組む以外にできることはないので、後悔しないように毎日を過ごしていきたいです。

読んでいただきありがとうございました!!


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