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執筆者の写真東北大ラグビー部

同期


こんにちは、経済学部三年の片岡です。

智也さんとは練習前にその日の練習内容について熱く語り合う仲です。指名してもらって恐縮です。


さて、新歓も佳境に入り新入生の皆さんはそろそろ入る部活・サークルを決める時期でしょうか?

恐らくどの部活・サークルにも面白くて優しい先輩方がたくさんいたと思います。

その中で今回、私は「同期」というものについて綴ろうと思います。良かったら最後まで読んでみてください。




「新歓で話したことない人多いし、人少な!上手く馴染めるか不安だなぁ。」

初めて部活の同期と顔を合わせた時の感想だ。

私は高校時代、部活の同期が33人いた。しかし、入部式にいたのは選手9人、マネージャー5人の合計14人。

そのうち7割は新歓であまり話したことない人達だった。

同期は少ないし、そんな喋ったことある人いないし、これから4年間、私は同期とうまく馴染めるのか。

そんな不安を抱えたまま入部式を終え、練習が始まった。

練習の後、フードコートに同期全員で昼食を食べに行った。そこで簡単な自己紹介をした。

そして誰が言い出したのか、この後ある部員の家に集まってゲームをやることになった。


その後、私が入部式で抱いていた不安は払拭された。

みんなでゲームをやっているうちに、部活の同期がこの人たちで良かったと思った。

気の合いそうな奴がいたとかみんな仲良しの集団だったとかではない。

そこには筆舌し難い居心地の良さがあった。

何を話したのか覚えてないし、何のゲームをしたのかも覚えてない。

しかし、「この人たちと4年間一緒に部活をしていきたい。」そう思ったのは覚えている。

そこから、同期と過ごす部活の日々が始まった。

練習が終わった後、呼びかけた人がいる訳ではないが、気付くとグラウンドの端っこにみんなで集まった。

自主練や早く家に帰って趣味などした方が絶対良い。

だけど、私はこの時間がたまらなく好きだ。一番、素の自分でいられる気がする。

夏、照りつける太陽の下、グラウンドで寝そべって仲間と話す。

そんな経験、この先の人生で出来ないかもしれない。

ラグビー部の同期と過ごして3年が経った。そこで気づいたことがある。


私の同期は自分勝手でわがままな人たちの集まりだ。

私の学年は2年生達みたいにチームワークもなければ4年生達のように協調性がある訳でもない。

1年前の新歓では同期同士で喧嘩してギクシャクした関係になったこともあった。

学年旅行なんて一回もやったことがない。

辛い練習もこの同期がいたから乗り切れたとかそういうのは全くない。


だけど私は部活の同期が彼・彼女らで良かったと思っている。

このなんとも言えない居心地の良さは彼・彼女らと一緒にいないと味わえない。

ラグビー部に入ってよかったこと、それはこの同期達と会えたことなのかもしれない。

コロナの影響で同期と一緒に居られる時間がどんどん減っていく。

週5回会っていた人たちともう2ヶ月も会っていない。

寂しくないといえば嘘になる。だけど、部活が再開したら、

練習後特に何をするわけでもなく、グラウンドの端っこで寝そべりながら、同期で集まる。

そんな想像をしながら、みんなに会えるのを楽しみに部活再開を待っている。

長々と書いてしまいました。ここまで読んでくれた皆様、ありがとうございます。


新入生の皆さんはどの部活・サークルに入るとしても同期は必ずいると思います。

皆さんが、「4年間この人たちと一緒に活動したい」と思える同期に出会えることを願っています。



最後に私が好きな言葉を紹介してこのブログを締め括りたいと思います。

人生から友情を取り去ることは、世界から太陽を取り去ることに等しい。(キケロ)

続いては、僕のアニキ的な存在であり夢を語り合う大親友でもあるハルオさんに書いてもらおうと思います。

Der nächster bitte!


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