2020年度幹部より~滝沢和貴~
- 東北大ラグビー部
- 2021年1月27日
- 読了時間: 5分
今年度主将を務めさせていただきました、滝沢和貴です。
1月4日、全国地区対抗ラグビーフットボール大会二回戦。
大阪体育大学に破れて、四年間の大学ラグビーを閉じました。
大学ラグビー四年間を通して、特に今シーズンを通して思うことを徒然と書いていきたいと思います。
今シーズンは、例年とは全く異なる形でのスタートとなりました。
新型コロナウイルスの影響で大学から活動自粛要請が出され、
3月末から、練習らしい練習は全くできない状況となりました。
それから4ヶ月間近くは自宅などでの自主練習が主な活動になり、さらに定期戦・合宿といった大きな行事も
中止となり、チームのビルドアップに必要な期間がまるまる抜けてしまったのは本当に大きな痛手でした。
8月にはいって、少人数での練習が許可されるようになり、
また新入生の加入もあって徐々に練習らしい活動ができるようになりました。
草だらけの評定をなんとか練習が行えるようにと全員でグラウンド整備をしたことを今でも覚えています。
今シーズンの本格始動は8月のあの炎天下からでした。
そこからの2ヶ月間は死ぬ気で練習に取り組みました。
体力不足もあってか炎天下で熱中症になる部員もいました。
自粛期間も体力向上に努めてはいたけれども、
全体でやったアップダウンやマルコム、小西サーキットのしんどさは尋常じゃなかった。
プレー面でも課題は山積していて、試す場所であるゲームもなく、
非常に息詰まった思いに駆られたのを覚えています。
けれどもこの期間を通して、部員みんなで練習ができる喜びをひしひしと感じ、
「絶対、何がなんでも大学選手権に出るんだ」という思いも日増しに大きくなっていきました。
しかし大学選手権に出場することは叶いませんでした。
八戸学院大との圧倒的な力の差を目の当たりにして悔しいという感情も出てこず、ただただ情けなかった。
先輩達には申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
本当に、本当にいきたかった大学選手権。というよりも、八戸学院に勝ちたかった。学院に勝ちたかった。
北大に勝ちたかった。結局達成できなかったけれど、この思いは後輩達に引き継ぎたいと思います。
優勝を掲げて臨んだ地区対抗も大阪体育大に破れ、その試合を持って四年生は引退しました。
目標を成し遂げることはできず、今シーズンは幕を閉じました。
たてた目標を二度もモノにすることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
特にチームのみんなには、信じてついてきてくれたにも関わらず、結果で恩返しできなくて申し訳ない。
けれど今シーズン、学院に競り勝ち、正月までラグビーすることができたのはチームみんなのおかげです。
本当にありがとう。
このシーズンを通して後輩達に一番伝えたいことは、
「次はないかもしれないから、今を死ぬ気でやりきれ」ということ。
俺自身今シーズンの前期は、このまま引退するかもしれないと何度も思いました。
大会が中止になるかもしれなかったから。
もしかしたらもうラグビー終わりかもしれない…。
そう思うと過去の自分はもっとやれたんじゃないかという後悔がものすごく出てきました。
次の瞬間には引退してるかもしれないという恐怖を味わったからこそ、後輩達にはいつ引退しても後悔がないように今を死ぬ気で、全力で取り組んでほしいと思います。
今を大事にして積み重ねていくことが八学・学院・北大を倒すためにとても重要だと思います。
「次でいいか」とか、「まあ今のミスはしょうがない」と言った甘えた気持ちでは一生勝てない。
やはり勝負は結果が全てなので、勝つために、「今を大事に」死ぬ気で努力してください。
以下学年ごとに少し書こうと思います。
一年:まず今年ラグビー部に入ってくれてありがとう。
不安定な年だったけど、そんな中ラグビー部を選んでくれてとても嬉しく思います。
人数多くて勢いある学年だと思うから、来年この代が覚醒するかどうかに勝敗がものすごく関わってくると思う。
試合通して力つけて、気負わずのびのびプレーしていってください。
二年:来年からはチームの中心になるから、全員がもっと必死にポジション争いしていってください。
まだ甘いやついると思うから。
定着してる奴もいるかもしれないけど、八学・学院ターゲットにして死ぬ気で頑張れ。
学年の仲はめっちゃいいと思うから、それを強みに全員でBeTheOneして頑張れ。
さっきも言ったけど、いつラグビー終わるか分からないから最後の年だと思って来シーズン駆け抜けてください。
三年:三年間ありがとう。
B8とは、飯行ったり、飲み行ったり、家泊まったり、喧嘩したり、
勉強教えてもらったりあげたりと、とても思い出深いです。
選手権いけるかどうかは四年目次第だと本当に思うからその自覚を全員が持って、必ず目標成し遂げてください。
吉留や首脳陣に任せるんじゃなくて、この代全員が自覚を持って練習に取り組むことが本当に大事だから。
どんな状況でも環境に言い訳せず頑張ってください。応援してます。
また村松監督、埜上部長。今シーズン様々な面でご尽力いただき誠にありがとうございました。
お二人のお力がなければ試合に出ることは愚か、練習さえも継続できなかったことと思います。
本当にありがとうございました。
またOB会を始め、トレーナー佐々木さん、指導してくださったコーチの方々、
その他サポートしてくださった全ての方にこの場をお借りして御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
そして同期。四年間本当にありがとう。
個性だらけのまとまりのない代で、腹立つことも多かったけど、
ラグビー部で四年間きつい練習を乗り越えられたのも、このメンバーで一緒にやれたからだと本気で思います。
自己中心的で頼りがいのないキャプテンでごめん。
それでもついてきてくれてありがとう。本当に感謝してます。
とても散漫な文章になってしまいすみません。
読んでくださりありがとうございました。
最後になりましたが、陰ながら応援してくれた両親・叔父に感謝して締め括りたいと思います。
四年間本当にありがとうございました。
4年 主将/BK #滝沢和貴
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