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「自主性」と「主体性」

  • 執筆者の写真: 東北大ラグビー部
    東北大ラグビー部
  • 2021年5月3日
  • 読了時間: 4分

これからお休みになる人も、今アルバイトや仕事から帰ってきた人も、こんばんは。

東北大学4年の片岡篤宥です。

稲葉くんから指名され順番が回ってきた訳ですが、

特に書くこともないので最近真剣に考えたことを文字に起こしてみたいと思います。

是非、最後までお付き合いください。


いきなりですが、あなたは「自主性」と「主体性」の違いについて考えたことはありますか?


どちらともよく耳にする言葉だと思います。

どこかの高校の理事長が「ウチの学校は生徒の自主性を重んじている」とよく言っていますね。

「私の強みは主体性です!強みを活かし、必ず会社の利益に貢献します」

なんて言っている就活生も多いのではないのでしょうか(私もその一人ですが・・・)


しかし、就職活動をしている私自身もこの理事長も、この二つの言葉の違いについてよく分かっていません。

「この二つの違いを説明してください」と言われ、答えられる人は多くないと思います。

私も面接でこの質問をされ、言葉に詰まってしまいました。


なので、今回はこの二つの言葉の違いについて私なりに考えてみました。

あくまで個人的な意見なので悪しからず。


結論として、「自主性」は、決まったテーマに対して自身で判断し、行動すること。

「主体性」は、自身で考えてテーマを決め、仮説を立てながら自身で判断し、行動すること。

このような意味の違いがあると考えました。


そして、「自主性」は高校で身につく力、「主体性」は大学で身につく力であるがゆえに、

このような違いが生まれるのだと思います。


詳しく説明していきましょう。





高校は、先生や親から与えられるテーマに対し、自分で判断することが求められます。

例えば、大学に進学するという決まったテーマに対して、文系にしようか理系にしようか、

私立か国立かなど自身の判断で決め、大学に進学したはずです。

部活でも監督が提示する練習メニューに対し、

どうやったら怒られないか、どうやったら上手くできるかを自分で判断し、行動します。



つまり、高校では大人から与えられたテーマに対し、自身で判断して行動します。

その際に、「自主性」が培われると思います。


一方で、大学ではどうでしょうか。

大学は、自身の学びたい学問を学べ、部活やサークル、ボランティアなど様々なことを自由に体験できます。

時間割は自分で決め、大学に登校する時間も個々人で自由に選択します。


しかし、誰もやるべきテーマを目の前に出してくれません。

教授から「勉強しろ!」なんて言われることもないし、将来も大学院に進むのか就職するのかを決めるのは自分自身です。

何事も自身の頭で考え、積極的に行動しないとびっくりするほど何も起こらないです。



大学は自由であるがゆえに、自身でテーマ・目標を持ち、行動する必要があると思います。

だからこそ、「主体性」が身につくのだと考えます。


以上のように、「自主性」と「主体性」には微妙な違いがあると思います。

だからなんだと思う人もいると思いますが、普段何気なく使っている言葉の本質について真剣に考えてみるのも楽しいです。


長くなってしまいましたが、最近考えていたことを文字に起こしてみました。

自身で書くテーマを考え、文章を推敲したのはある種の「主体性」が発揮されたのかもしれませんね。


偉そうなことをつらつら書いていましたが、私も主体性があればもっと輝いた学生生活を送れたのではないかと後悔しています。



このブログを読んだ皆さんは、「自主性」と「主体性」の違いはなんだと思いますか?

このブログを機に、考えてくれたら幸いです。


ラグビーに紐付けて書けとお怒りの声を貰いそうですが、

無理に結び付ける必要もないので、これでブログを締めたいと思います。

最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございます。

今後とも、東北大学学友会ラグビー部をよろしくお願い致します。


さて、次回はMG の佐藤里香子にお願いしたいと思います。

彼女とは、最新の機材を使って生きものの魅力と自然の素晴らしさを伝える、

NHKが誇る長寿番組「ダーウィンが来た!」の話でいつも盛り上がっています。



4年 FW #片岡篤宥


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